本好きの下剋上(2期)17話を見てきましたよ~!
さっそく、私の感想&考察とか語っています。
前置きとして、
私の本好き知識は、
1期のアニメのみです。
すでに既読の方からすると
「それ違う」「これは、〇〇ということです」
というツッコミを、入れたくなるかもしれませんが…
(1期の感想を書いていて、既読組の方々からのツッコミが結構あったんですね…)
まぁ、私のブログなので
そのへんは自由に書かせてもらいます。

※物語の本心に具体的に触れない程度の、ふわっとネタバレあり!
まだ見ていない人にも楽しんでもらいたいので、あらすじぐらいの知識でわかる程度でにごらせます!
◆◇◆ もくじ ◆◇◆
17話「与えるべきもの」あらすじ
フランの信頼を勝ち取ったマイン。しかし、ギルとデリアはまだマインを主と認めない。「与えるべきもの」を与えていないからだ。神殿では主が側仕えの衣食住を保証するのだ。マインは、麗乃時代とも下町とも異なる神殿での常識に戸惑いながらもギルに食事を与えるためにはどうすれば良いかを考える。一方、自分たちに歩み寄ろうとするマインの姿に、ギルとデリアの心も揺れて……。
公式サイトより
ギル、デリアたち孤児院の素顔
今回は、ギルがメインスポットの話でしたね。
デリアも短いですが、少しスポットライトがあたりました。

ってか泣いた、特にギルね
ギルやデリアの過去とか、まだ?詳しくは描かれていないけど…
今回のギル達の心が揺れた、素の姿を見ただけで…
いかに壮絶な人生を歩んできたか?が、少しわかった気がする。
フランも含めて、彼らは孤児院。
つまりどんな形であれ、一度捨てられてしまった身なんですよね…。
たとえ、両親が事故などで亡くなったとしても、「世界から見放された」と思ってもおかしくない。
だって、普通の家庭で生まれたら、当たり前にもらえるもの(衣食住や愛情)を彼らはもらえていない。
ギルもデリアも、まだ10歳以下。
まだ自分を確立できていない、物心がついていないこんなに幼い状態で、残酷な世界を生かされたら…そりゃひねくれるたくもなるよ…。

相手は何か事情があるから、こんな態度を取るのだ
ってことを、今回の話で学ばされたような気がしました。
あと、神の祈りをしながらも、手に食べ物を持っているギルのシーンが可愛すぎましたw

マインなりの神の恵み

神殿のルールに則りながらも、下町で鍛え抜いたマインなりのルールを交えて、見事な手腕を見せてくれましたな。
神官長ですら、自然に今回はマインのいい方に言いくるめられているし。
「上手に法の目をかいくぐる」みたいな。マインは本当に(ナチュラルに?)賢い。
まぁ、人は変化を嫌うから…
マインのやり方には、今後は周りからはかなり反発されそうな展開が見えそうですが(すでに孤児院たちの伏線があったし^^;)
神殿長なんてゴリゴリの「伝統ある~!」にこだわりそうな、頑固者代表でしょうねw
神官長は逆に、案外マインのそういった新しい風(革命)に期待しているのかもしれない。
「逆風(周りからの嫌味)にも負けずに、変化を起こせるかどうか?」
マインを試すために、わざときつめにあたっているのかもしれない。

常識とはなにか?
あと、16話でギルに「常識知らず」って言われていたけど…
これって、「神殿での常識」って意味だったんだね。
今回の作品を見て、あらためて常識って…
その場の環境で、ガラリと変わっちゃうんだなぁ~と思いました。
極端な例を言うと、「一般的な常識」は盗みは悪いことだけど…
明日食べるものもない人たちにとっては、食べ物を盗むことは生きることにつながるから、「生きるために盗むのは常識」ってことになっちゃうんだよね…。

神殿の常識は、マインと一緒に、われわれ視聴者も学んでいけるので、この辺の流れはうまいなと思います。
ただただモノローグ調に説明されても、な~んか頭に入りにくいし、何よりつまらなくなりますからねぇ。
考えるとは「新しい道を開ける」ということ
あと、ギルたちへの神の恵み(衣食住の保証)。
これも、お見事と思いました。
しかも、なんとなく(頭ではわかるけど…的な)ではなく、本人達もうまく納得ができるような仕組みで解決してもーた。
マインは16話の時点では「あいつらあかん!お手上げじゃ!」状態で、考えもしなかったけど…
ベンノさんやルッツに気づきをもらえて反省し、青色神官としての覚悟を決めたからこそ、ちゃんと考えるんですよね。
マインの姿を見てあらためて
「解決するために考えることって大事」だなって思いました。
おわりに
マインが元々持っている「やさしさ&賢さ」と、「青色神官として生きる覚悟」が合わさって、すごくいい話でした。
今回で一気に、ギルとデリアの心が揺れ動きましたね。
ダラダラ間延びせず、テンポよく上手にまとまっているので、監督さんうまいなぁと思います。
丁寧な描写は好きだけど、アニメという制限時間がある空間では、限度がありますからねぇ。

本当、本好きの下剋上は色々考えさせられるわ。
「映画ばりの派手なアクションや、ハラハラする展開!」
はあまりないので、地味と見られるかも知れないけど…
色々と、リアルなんですよね。本当に身近に起きそうな出来事で、リアル。
次々に問題が立ちふさがっても、度胸と知識と本への愛で乗り越えていく。
この1つずつ乗り越えていく過程が、たまらなく楽しい。
マインたち、頑張る人を自然と応援したくなる。

。

【おまけ】サムネイラストのメイキング
マインは、彼らのお母さん代わりになれるかもしれない。
アニメ関連